賃貸に住んでいると、壁に穴を開けたり傷つけたりするのは避けたいですよね。
でも、お気に入りの写真や思い出の一枚をお部屋に飾りたい気持ちもあるはず。
そんなあなたに向けて、今回は「壁に穴を開けない」「賃貸でも安心」「初心者でも簡単にできる」写真の飾り方を、やさしく丁寧にご紹介します。
アイデア次第で、お部屋の雰囲気がぐっと明るく、心も豊かになるはず。
ぜひ、気軽に楽しんでみてくださいね。
賃貸でも壁に写真を飾りたい!まず知っておきたい基礎知識
賃貸住宅に住んでいると、「壁に穴を開けちゃダメ」とよく言われますよね。
画鋲ひとつでさえ気になる方も多いと思います。
ここでは、まず賃貸の壁事情についてやさしくご説明します。
壁に穴を開けるとどうなる?原状回復のリスク
賃貸では、退去時に「原状回復」が求められます。
小さな穴でも「修繕費がかかるかも…」と思うと不安になりますよね。
実際に、石膏ボードの壁にできた小さな画鋲跡でも、管理会社によっては補修対象とされることがあります。
特に、白い壁紙や凹凸のあるクロスは、ほんの少しの傷でも目立ってしまうことがあります。
見た目では気づかなくても、光の加減や角度で穴がわかってしまう場合も。
また、長く住んでいた場合、日焼けによって壁紙の色が変わっており、穴を修復しても色味が合わないこともあるんです。
「ほんの小さな傷くらい…」と思っても、退去時に高額な請求をされてしまったという声も。
だからこそ、穴を開けずに飾る方法を知っておくと安心です。
賃貸でNGな素材とOKな方法とは?
壁紙の素材や下地によって、使えるアイテムにも違いがあります。
たとえば、表面がざらざらしたビニールクロスは、粘着力が弱まりやすく、テープ跡が残るリスクが高め。
一方で、つるっとした表面の壁は粘着フックやシールが使いやすい傾向にあります。
また、剥がせるタイプの両面テープや粘着タブでも、時間が経つと粘着剤が変質して跡が残る場合も。
長期間使う予定があるなら、マスキングテープを下地にして使うなどの工夫をすると、より安心して飾れます。
壁に優しく写真を飾るときの選び方ポイント
写真を飾るときには、「落ちにくさ」「見た目の良さ」「取り付けのしやすさ」をバランスよく意識するのがコツです。
たとえば、おしゃれに見せたいならフレームやクリップのデザインも重要。
軽くて扱いやすいフレームを選べば、落ちにくくて安全性も高まります。
また、取り付けや取り外しが簡単だと、模様替えや季節ごとの入れ替えもしやすくなって楽しみが広がりますよ。
賃貸でも安心!壁を傷めない写真のディスプレイ方法5選
ここからは、実際におすすめの飾り方を5つご紹介します。
どれも簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね。
1. 粘着フック・粘着タブを使う
壁を傷つけずに貼れるグッズの代表格。
軽い写真フレームならこれで十分です。
最近では、透明タイプやデザイン性の高い粘着フックも多く出ていて、見た目にもこだわることができます。
使用後にきれいに剥がせるタイプを選べば、壁紙へのダメージも少なく安心。
貼る前に壁を軽く拭いておくと、しっかり密着しやすくなります。
2. マスキングテープ&クリップで優しく固定
おしゃれ女子に人気のテクニック!色柄豊富なマステで壁にアクセントをつけながら飾れます。
マスキングテープの上に小さなクリップやピンを貼り付けることで、壁に直接貼らずに済むのもポイント。
写真だけでなく、ポストカードやレシピカードを飾るのにもぴったりですよ。
3. ワイヤーネットを吊るして飾る
突っ張り棒にワイヤーネットを引っかけるだけで、簡単に壁面収納兼ディスプレイが完成します。
ネットにフックを引っ掛ければ、写真だけでなくアクセサリーやキーも一緒に飾れる万能アイテムに。
黒や白のネットを使えば、インテリアの雰囲気にもなじみやすくておすすめです。
4. ピクチャーレールやつっぱり棒を使う
賃貸でも使えるピクチャーレールが販売されています。
取り付けに工具を使わないつっぱり式なら、女性ひとりでも安心して設置できますよ。
レールにフックを通して写真を吊るすだけなので、位置の調整も簡単。
ギャラリー風の飾り方をしたい方にぴったりです。
5. フォトスタンド・棚に立てかけるだけ
壁に手を加えたくない方にはこれがベスト。
写真の入れ替えも手軽にできて、気分や季節に合わせて模様替えも楽しめます。
小さな観葉植物や雑貨と一緒に並べれば、ナチュラルであたたかみのある空間に仕上がります。
テーブルやチェストの上にスペースを作って、オリジナルの小さなギャラリースペースを作ってみるのも素敵ですね。
100均で叶う!手軽&プチプラの飾りアイデア
お金をかけなくても、おしゃれな飾り方はできますよ。
100円ショップのアイテムを上手に活用しましょう。
100均で手に入る粘着アイテムの種類
100円ショップには、賃貸でも安心して使える粘着アイテムがたくさん揃っています。
お店ごとに特徴があるので、目的や飾る場所に合わせて選ぶのがポイントです。
・ダイソー:粘着タブ、透明フック、剥がせるシールフックなど。
粘着力が強めのタイプが多く、しっかりと固定したいときにおすすめです。
・セリア:貼って剥がせる両面テープ、インテリア用フック、デザインフックなど。
かわいいデザインやナチュラルテイストのアイテムが豊富で、お部屋の雰囲気に合わせやすいのが魅力です。
・キャンドゥ:超小型フックやマグネットシールなど、省スペースで使えるアイテムが揃っています。
冷蔵庫や玄関など、ちょっとしたスペースにぴったり。
どのアイテムも「貼って剥がせる」が基本ですが、パッケージの使用可能面(壁紙OKなど)を必ず確認してくださいね。
フレーム・麻紐・ミニクリップで作るフォトガーランド
写真を数枚、麻紐にミニクリップで留めて吊るすだけで、簡単にガーランド風のディスプレイが完成します。
ナチュラル系のインテリアにもぴったりで、子ども部屋やリビングのアクセントにもなります。
アレンジとして、麻紐にフェアリーライトを絡めたり、季節に合わせた小物(ミニリースやドライフラワー)を一緒に吊るすのもおすすめです。
吊るす際は、マスキングテープ+透明フックで固定すると、壁も傷めず安心です。
賃貸でも安心!100均DIYの注意点とコツ
100均DIYはコスパが良くて気軽に始められますが、貼る場所や素材に注意しないと、かえって壁紙を傷めてしまうことも。
粘着系アイテムを貼る前には、壁の表面が乾いていて凹凸の少ない場所を選びましょう。
また、長時間貼ったままにせず、定期的に状態をチェックするのもポイント。
マスキングテープや養生テープを下地に使うことで、粘着跡を防ぐことができます。
さらに、飾りたいものが重い場合は、2点で支える・補強するなど、落下防止の工夫を取り入れるとより安心です。
穴が目立たない!時計用ピンフックの活用術
どうしてもフレームをしっかり固定したい時は、時計用ピンフックも検討してみてください。
ピン跡が小さいのにしっかり固定できる理由
「壁美人」や「ニンジャピン」は、針が斜めに入る特殊な構造になっており、壁に刺すときの抵抗が分散され、非常に小さな穴で済むのが特徴です。
このため、見た目にはほとんど穴が分からず、退去時の補修の心配が減ります。
また、ピンが斜め方向に入ることで、垂直に刺すよりも壁との接地面が広くなり、よりしっかりと固定できるのもポイント。
画鋲よりも耐荷重が高く、少し重めの写真フレームやアートパネルも安定して飾ることができます。
壁に優しく、しかも機能性も高い便利アイテムなんです。
飾れる重さの目安と注意点
時計用ピンフックにはそれぞれ「耐荷重」が記載されています。
一般的には1kg〜3kg程度のものが多く、A4サイズ程度の軽量フレームであれば問題なく使用できますが、木製フレームやガラス入りの額縁などは意外と重いことも。
事前に飾りたいアイテムの重さをキッチンスケールなどで測っておくと安心です。
また、複数のフックを使って2点以上で支えることで、壁への負担を分散させ、傾きを防止する効果もあります。
注意点としては、使う壁の素材によってピンの刺さり方が異なること。
石膏ボードの壁は問題ありませんが、コンクリートやベニヤ板などには刺さらないことがあるので、使用前に確認しましょう。
実際に使える!時計用フック×写真の飾り方実例
たとえば、お気に入りの写真を3枚並べて飾りたいとき、それぞれを1点吊りにするよりも、2点で支えて傾きを防ぐと見た目が整います。
左右対称にフックを取り付けて吊るすと、写真が水平に保たれてスッキリした印象に。
また、ピンフックに直接ヒモを通すのではなく、S字フックやワイヤーを使うと、フレームの位置調整がしやすくなります。
高さをそろえたいときや、複数枚を並べて飾るときに便利です。
さらに、写真だけでなく小さなアートや布製ポスターなどを一緒に飾ることで、壁面に奥行きが生まれ、お部屋の雰囲気もぐっとおしゃれに変わりますよ。
写真の飾り方にセンスが光る!インテリア風に見せるコツ
ただ飾るだけじゃもったいない!写真をインテリアの一部に見せる工夫もご紹介します。
飾る高さや間隔で見栄えが変わる
写真を飾る位置は、実は空間の印象を大きく左右します。
目線の高さに合わせて配置するだけでも、空間がすっきりと整って見えるようになります。
特にリビングや寝室では、座ったときの目線を意識すると、自然で心地よいレイアウトになりますよ。
また、複数の写真を飾る場合は、上下左右の間隔をそろえることで全体に統一感が出ます。
あえて高さをずらしてリズム感を出す「ギャラリーウォール」風の飾り方もおしゃれ。
写真の大きさによって、間隔を広めにしたり狭めにしたり、バランスを見ながら調整するとセンス良く見えます。
色やテーマを揃えて統一感アップ
写真の色味やフレームのデザインを揃えると、ぐっと洗練された印象に仕上がります。
たとえば、すべてモノクロ写真で統一すれば、空間が大人っぽく落ち着いた雰囲気になります。
逆に、明るい色味の写真やカラフルなフレームを使うと、ポップで元気な印象に。
さらに、テーマを季節やイベントに合わせて変えるのも楽しい工夫のひとつ。
春は桜やピクニック、夏は海や花火、秋は紅葉、冬はクリスマスや雪景色など、季節を感じる写真を飾れば、お部屋にリズムが生まれます。
家族やペット、旅先での思い出など、ストーリーのあるテーマを作るのもおすすめです。
小物と組み合わせて「映える壁」に
写真だけを飾るのではなく、ドライフラワーやアートポスター、小さな雑貨などを一緒に飾ることで、空間に奥行きと個性が生まれます。
ナチュラルな雰囲気が好きな方は、ウッド調のフレームやグリーンを取り入れると、落ち着いた空間に仕上がります。
フェアリーライトやガーランドと組み合わせると、夜の雰囲気もロマンチックに。
壁に取り付けられる小さなシェルフに写真を立てかけて、キャンドルやミニチュア雑貨を添えるのも可愛いアイデアです。
視線を引くアクセントをつけることで、写真の存在感もより引き立ちますよ。
写真と一緒に飾るとかわいい!+αのアイテム紹介
写真だけじゃなく、こんなアイテムと一緒に飾ると、もっと素敵に見えますよ。
ポストカード・ドライフラワーでナチュラルに
海外風のポストカードや、ちょっとした花を取り入れるだけで、お部屋全体の印象がぐっと柔らかく、ナチュラルな雰囲気になります。
特に、アンティーク風のポストカードや旅先で買ったカードは、写真と並べると思い出がよみがえって心が温まりますよ。
ドライフラワーは、吊るすだけで可愛い印象に。
麻紐やリネンの布と一緒にアレンジすると、よりナチュラル感がアップします。
フレームに少し挿し込んだり、ガーランドと組み合わせるのもおすすめです。
フェアリーライトで夜も楽しめる空間に
ライトを写真まわりに這わせると、ほんのりと光る癒し空間になります。
やさしい光が壁に反射して、お部屋にあたたかみとロマンチックな雰囲気をプラスしてくれます。
特にLEDタイプのフェアリーライトは省エネで安全。
乾電池式ならコンセントが近くになくてもOKですし、タイマー機能付きのものなら、就寝前に自動でオフになるのも便利。
昼間は写真を、夜はライトで演出と、1日を通して楽しめるインテリアになりますよ。
子どもの絵や季節カードを入れ替えて飾る工夫
「家族ギャラリー」として、子どもが描いた絵や季節ごとのカードを一緒に飾ると、お部屋がぐっと温かみのある空間になります。
特別な額縁に入れなくても、クリップやマスキングテープでラフに飾るだけで、手づくり感があり、見るたびに笑顔になれます。
お正月、ひな祭り、ハロウィン、クリスマスなどのイベントごとに入れ替えたり、誕生日月の記念アートを飾ったりするのも素敵なアイデア。
成長の記録にもなり、家族の会話も自然と増えるきっかけになります。
季節やイベントに合わせて写真を入れ替えて楽しむ方法
季節感を取り入れることで、お部屋にリズムが生まれます。
春・夏・秋・冬で写真やアイテムを入れ替えよう
季節ごとに写真や小物を入れ替えることで、お部屋の雰囲気も自然と変化し、生活に彩りが加わります。
春には桜や新生活の記念写真、夏には海や花火大会の思い出、秋は紅葉やお月見の風景、冬はクリスマスや雪遊びの写真など、それぞれの季節に合ったテーマで飾ると、まるで季節が流れるギャラリーのようになります。
また、季節感を演出する小物を添えるのもおすすめです。
たとえば春は造花のチューリップや桜の枝、夏は貝殻やミニうちわ、秋はどんぐりや小さなかぼちゃ、冬は雪の結晶モチーフなどを組み合わせると、より豊かな演出になります。
ハロウィンやクリスマスの飾りと一緒に
年末年始のイベントシーズンは、写真の飾りつけも特に楽しみたい時期ですよね。
ハロウィンにはオレンジや黒のフレームやデコレーションを使い、お子さまの仮装写真やイベント風景を飾るととっても可愛らしく仕上がります。
クリスマスには赤や緑の装飾やミニリース、星型のオーナメントと一緒に家族写真を飾ると、あたたかみのある雰囲気に。
写真をラッピング風にアレンジしたり、ガーランドとして壁に並べたりすると、手作り感があって心が和みます。
イベントが終わった後も、アルバムやフォルダーにまとめておけば、来年また使うのもラクになりますよ。
写真の収納や保管もラクにするコツ
季節の写真を飾った後は、すっきりと収納しておきたいもの。
そんなときは100均のフォトアルバムやクラフト封筒、ファイルボックスがとても便利です。
テーマ別や季節ごとにラベリングしておけば、次に使いたいときにすぐ取り出せてとっても時短。
透明ポケット付きのバインダーにまとめれば、見やすく保管できてアルバムとしても楽しめます。
また、写真を色褪せや劣化から守るためには、直射日光を避けて収納することが大切。
除湿剤やシリカゲルを一緒に入れておくと、湿気対策にもなって安心です。
まとめ|賃貸でも写真を飾って、お部屋をもっと楽しく
壁に穴を開けなくても、工夫しだいでおしゃれに写真を飾ることはできます。
- 粘着アイテムや突っ張り棒などで安心
- 100均アイテムも活用しやすくておすすめ
- 季節や気分で入れ替えて模様替え気分も楽しめる
賃貸でも、自分らしいお部屋づくりをぜひ楽しんでくださいね。