造花を使ったフラワーアレンジメントは、手軽で長く楽しめると人気です。
でも、「オアシスって何を選べばいいの？」「100均のもので大丈夫？」と疑問に思ったことはありませんか？
実は、100均でも質の良い造花用オアシスが手に入り、工夫次第で素敵な作品が作れます。
本記事では、100均オアシスの選び方や使い方のポイント、さらには代用品の活用術まで、初心者でもわかりやすくご紹介。
あなたのアレンジがもっと楽しく、もっと自由になるヒントをお届けします。
造花用オアシスの基礎知識
オアシスとは？素材や特性を解説
オアシスとは、花を固定するために使われるスポンジ状の土台で、正式には「フローラルフォーム」と呼ばれることが一般的です。
このフローラルフォームは、軽量で柔軟性があり、加工しやすいという利点から、多くのアレンジメントに活用されています。
素材としては主に発泡ウレタンや樹脂系フォームが使用されており、ナイフやカッターで簡単にカットでき、造花の茎やワイヤーを差し込む作業もスムーズ。
さらに、貼り合わせたり装飾する際にも使いやすく、DIYやクラフトにも人気です。
特に造花用のオアシスは吸水性がないものが一般的で、常に乾燥した状態で使用できるため、管理が簡単なのも特徴の一つ。
湿気による劣化やカビの心配も少なく、長期間使いたいアレンジ作品に適しています。
造花用オアシスと生花用オアシスの違い
造花用と生花用の最大の違いは「吸水性の有無」です。
生花用オアシスは、水をたっぷり吸い込んで保持することができ、生花を挿した後も水分を供給し続けることで花を長持ちさせます。
一方で、造花用オアシスは水を吸わないタイプで、内部構造もよりしっかりしており、形状の保持に優れています。
加えて、色にも違いがあり、生花用は緑が一般的ですが、造花用にはグレーやベージュ、茶色など、アレンジに合わせた色を選べるバリエーションがあります。
これにより、作品全体の色調に溶け込みやすく、自然な仕上がりを目指せるのです。
また、価格も造花用の方が比較的安価な傾向があり、手軽に購入できるのも魅力です。
フローラルフォーム・スポンジの種類と特徴
フローラルフォームには、硬さの違いによって「硬めタイプ」と「柔らかめタイプ」があり、それぞれに適した使い道があります。
造花用には茎が安定しやすい「硬めタイプ」が最適で、しっかりと差し込めるため、アレンジの形が崩れにくくなります。
また、形状にもバリエーションがあり、ブロック型やシート型、球体型、ハート型などがあり、デザインや用途に合わせて選べます。
さらに、最近では環境に配慮したリサイクル素材を使ったものや、着色済みでそのまま使えるタイプも登場しており、選択肢が広がっています。
これらをうまく活用することで、より自由度の高いフラワーアレンジメントが楽しめるのです。
100均で手に入るオアシスの選び方
セリア・キャンドゥ・ダイソーのオアシスの特徴
100均では、セリア・キャンドゥ・ダイソーの3大ショップでオアシスが手に入ります。
それぞれ特徴が異なり、用途や好みに応じて選ぶことが可能です。
ダイソーはサイズや形のバリエーションが豊富で、ブロック型、円形、球体、さらには花瓶用のカット済みタイプまで揃っています。
そのため、大型作品や複雑なデザインにも対応しやすく、アレンジの幅が広がるのが魅力です。
また、価格帯もお手頃で、複数個入りのセットも展開されています。
セリアはナチュラルな色合いが特徴で、グレーやベージュといった落ち着いたカラーが多く、作品全体の雰囲気を損なわずに使える点がポイント。
さらに、細かい加工がしやすい素材感で、カッターでの切断や接着もスムーズに行えます。
キャンドゥはコンパクトサイズの商品が中心で、ミニアレンジや初心者向けに最適。
省スペースで使いやすく、練習用としても重宝されます。
また、収納しやすく、持ち運びにも便利なので、ワークショップやイベントなどでも活躍します。
サイズや吸水性に注目した選び方
造花用オアシスは、まず「吸水性がない」ことを確認するのが基本です。
店頭では「ドライ用」「造花用」などと表示されていることが多いため、しっかりラベルをチェックしましょう。
次に注目すべきはサイズ感です。
アレンジする花のボリュームや使用する器のサイズに合わせて選ぶことで、作業が格段にしやすくなります。
たとえば、大型アレンジや卓上装飾にはブロック型が適しており、必要に応じてカットして使うことができます。
一方、ミニアレンジやギフト用の小さな作品には、あらかじめカット済みのスティックタイプや円形タイプが便利です。
形状や硬さも確認し、しっかり茎を固定できるものを選びましょう。
オアシス以外の代用品とそのメリット
もしオアシスが手に入らない場合でも、代用品で代用することが可能です。
まず「発泡スチロール」は軽量でありながら安定感があり、特に大型アレンジや高さのある作品に向いています。
簡単にカットでき、テープや接着剤で固定しやすいのも利点です。
「スポンジ」は柔らかく、特に小物アレンジや軽量な造花を使う場面で便利です。
100均で手に入るキッチン用スポンジでも代用できるため、急ぎの際にも対応可能。
「紙粘土」は形状を自在に整えやすく、乾燥後にしっかり硬化するため、茎を安定して固定できます。
カラー粘土を使えば、装飾の一部としても活用可能で、デザインの自由度が高まります。
これらの代用品をうまく活用することで、コストを抑えつつ、個性豊かなアレンジメントを楽しむことができます。
オアシスの使用方法とポイント
オアシスの給水方法と注意点
造花用オアシスは基本的に給水の必要がなく、乾燥した状態で使用するのが一般的です。
しかし、誤って生花用オアシスを購入してしまった場合には、適切な給水が欠かせません。
生花用オアシスを使用する際は、まず水を張ったバケツやボウルにそっと浮かべます。
このとき、無理に沈めようとせず、オアシスが自然に水を吸い込んで沈んでいくのを待つことが大切です。
通常、数分以内で完全に沈みますが、表面だけが湿って内部が乾いたままの状態になると、生花の水分供給にムラが出てしまう恐れがあります。
無理に押し込んだり、蛇口から直接水をかけるのはNG。
均等に水分を行き渡らせるためには、静かに待つことが成功の鍵です。
また、給水後はしっかりと水が滴らない程度に軽く水気を切り、器にセットしましょう。
もし誤って生花用を購入してしまったとしても、正しい給水法を知っておけば安心です。
アレンジに便利なオアシスの使い方
オアシスは、使いたい器やアレンジのサイズに合わせて自由にカットできます。
カッターやハサミを使えば、簡単にお好みの形に調整可能で、角を丸めたり面を平らに整えたりすることで、よりフィット感が高まります。
また、オアシスは固定することで作業がしやすくなるため、容器の底に接着剤や両面テープを使ってしっかり固定しておくのがおすすめです。
さらに、グルーガンを使えば、造花の茎をしっかりと固定でき、完成後に花がずれたり崩れたりする心配がありません。
細い茎や短い茎を使用する場合は、ワイヤーで延長したり補強したりすることで、安定感が増します。
また、使い終わったオアシスは繰り返し使えることもあり、無駄なく活用することができます。
オアシスを上手に使いこなすことで、アレンジの完成度が大きく向上します。
造花を使ったフラワーアレンジメントのコツ
造花を使ったアレンジメントでは、自然な立体感とバランスを意識することが大切です。
まず、高さや奥行きを出すために、高低差を意識して花を配置しましょう。
背の高い花は中央や後方に配置し、低めの花は手前に置くと奥行きのある仕上がりになります。
また、葉や小花を間に挟むことで全体にボリューム感が出て、より華やかさが増します。
色のバランスも大切で、メインの色を決めてから、補助色を加えることで統一感のある作品になります。
茎を差し込む角度や向きを工夫することで、見る角度によって違った表情を楽しめるのも魅力。
初心者の方は、まず小さなアレンジから始めて、徐々に大きな作品に挑戦するのが良いでしょう。
自分の感性を活かして自由に楽しめるのが、造花アレンジの醍醐味です。
まとめ
造花用オアシスは、選び方ひとつでアレンジの完成度が変わります。
100均のセリア・キャンドゥ・ダイソーでは手軽に質の良いオアシスが手に入り、初心者にも扱いやすいのが魅力。
オアシスの素材やサイズ、形状を理解し、自分の作品に合ったものを選ぶことで、より自由な表現が可能になります。
さらに、代用品を活用すればコストを抑えつつ工夫も楽しめます。
あなたも今日から、100均オアシスで素敵な造花アレンジを楽しんでみませんか？
